保育理念

“ゆっくり・ほっこり・よりそう保育”

子どもたちが未来をたくましく生きるには、困難に直面した際に問題解決し、新しいことに挑戦し、創造する力が求められます。実体験を元に自主性と好奇心を持つことがその基盤になります。そのためには、個人のペースに合わせて“ゆっくり”、大人にありのままを認められて“ほっこり”、誰にも責められることなく“よりそって”もらい、自信を持つことが必要です。

保育目標

“元気な子” 健康な体と心で、自立し意欲的な人に。

“考える子” 遊び(実体験)を通して知的好奇心を育み判断力をつけ、創造力のある人に。

“優しい子” 大人から愛され自信を持ち、自分を表現でき、自分も他者も大切にする人に。

保育方針

子どもの“自主性”と“知的好奇心”のめばえを育むために、

1.子どもと大人(親・保育者)のアタッチメント(基本的信頼関係)を作ります。

2.安全安心の中で、子どものあるがまま(やりたい!続けたい!)を保障します。

3.沢山の実体験の中で、失敗を励まされ乗り越え、次に進めるよう暖かく見守ります。

4.大人の見守りの中で成功体験を重ね自信を持ち、自己表現することで新しいことにチャレンジできるよう促します。

のんな保育園は、“指示・命令・禁止をしない保育”、“子どもを叱る必要のない保育”を実践します。

園長あいさつ

保育の世界で50年、盲ろうあ児施設、公立保育園、私立保育園で学んできました。子どもたちと過ごす毎日は失敗ばかり。“子ども主体”と言いながら、大人の都合で子どもを動かそうとする日々でした。

劇あそびをしているとき、『先生!これが終わったら遊べる?』と言われ、ショックを受けた20代。これまでの自分の保育を振り返ると、子どもをありのままに受けとめるとは? 子どもを見守るとは? 子どもに寄り添うとは? いつも子どもたちから教わることばかり……

子どもを叱る必要のない保育をしている今は、何とここちよいのでしょう! 心が満たされた子どもたちは、おのずから秩序的行動をとるようになります。

これからも、子どもたちから教わり続けたいと思います。また、保護者の方々とパートナーシップを築き、子どもに心を寄せ合い、実家のような存在として子育てと就労を支援していきます。

2019年1月
のんな保育園 園長 原田京子

園長プロフィール

原田京子

原田京子(はらだ きょうこ)

1947年生まれ。盲ろうあ児施設に3年、区立保育園に37年間勤務後、180人規模の私立認可保育園の開園から携わり、園長として8年間勤務。保育歴50年以上、うち18年は園長として活動する。保育スーパーバイザーとして保育園へのアドバイス、保育士育成のための活動をライフワークとしている。家族カウンセラーとタッチケア指導員の資格も持つ。2019年にのんな保育園を設立。